9.献血行った時の話
Q山手線の駅番号1番の駅はどこでしょうか
こんなこともわかるくらいには無駄知識に溢れている。
中学受験をしました。落ちたけど西日暮里にあるあの学校に行きたくてしょうがなかったんだね。12の冬。
その学校は西からくるやつらを受からせないように、東京問題を社会で出していました。今でも覚えてるからよっぽどだと思うんだけど、過去問にこういうのがありました。
Q大江戸線で都庁前駅に行くには、◯◯駅から1番線と2番線どちらに乗ればいいでしょう
とかいう問題でした。今から考えても狂ってる。答えは「どちらでもいい」です。わかるか。ナビタイム先生で十分じゃはげ。
その延長で山手線27駅全てを覚えることになったわけだ。
ちなみに僕の年は学校から見える山はどれでしょう。という東京問題もクソもなくて答えは筑波山でした。
そんなことを覚えた結果就活で生かされるっていう。ハイキングウォーキングできるな。コーラが辛すぎるけど。一発芸にしよう。
そんなこんなで4月の就活が全て終了しました。お疲れさまでした。
5月が始まりました。いらっしゃいませ。
4月は説明会より座談会だらけで、選考を受けたのが4社。うち2社はおちますた。
はよ終われしか感情がわかない。なんだリクラブとか言い出したやつ。そんな気配微塵もないぞ。まあリクラブできる人は別に就活っていう場があろうとなかろうとナンパしてるんやろうな、と。
5月。世間はGW。ぼくにも束の間のGW。なんもない。久しぶりに献血にでも行ってやろうか。
さて献血行ったことあるだろうか。ぼくは2年前の春先3月に行ってみました。
あの日は確か暇すぎて新宿の古本屋で漫画を読んでいた。「べしゃり暮らし」とか「咲」とか「インベスターZ」とかよんで、まあ楽しいわけだ。
でも足が痛くなる。怠惰な生活を続けていたから、久しぶりの生きている実感。
それと同時に虚無感。ああこの時間なんの役にも立ってないんだなと。
おれは社会のゴミになっているんだなあと漫画も頭に入らなくなってきたので、その上の献血へ行ってみることに。こんなやつの血でも欲しければどうぞと。AB型だし希少種だよね。
通されたのは広いラウンジ。長い説明の後に採血をした。
「あーあなた本当にAB型ですか?」
「え」
「どうみてもB型なんですよね」
「先生ぼくって本当に両親の子なんでしょうか←てんぱる(母親に似てなさすぎて1パーセントくらい疑ってた)」
「わたし生物苦手なんでわからないです・・・」
「」
落ち着いて考えれば父親がA母親がABなのでありえました。全然。
なんでも赤ちゃんの血の検査って適当だから、稀にこういうことがよくあるらしい。
稀によくあるって言葉が好き。
んで採血。初心者は200からやりたかったんだけど、閉館?閉店?間近で400しかなかったから、とりあえずそれで。硬め濃いめで、ライスお願いします。
「気持ち悪くなったら手をあげてくださいね〜」
(テレビあるけど、ニュース頭に入ってこないし、なんか緊張すんなあ、やっぱチクチクする)
(あーぼーっとしてきた)「すいm」
「はい!?どうしましたか(看護師わらわら集まる)」
「頭下げますね〜大丈夫ですよ〜」
「意識ありますか??意識ありますか??」
(こっ怖い怖い)
終わった後すげー謝られた。ジュースしこたまもらって帰ってきた。
やるとわかるんだけどその日は風邪ひいたみたいに、体がいちにちだるい。
帰りの電車も座らなきゃやってらんないくらい。
翌日も体重いなーくらいで。その翌々日に戻った。
まあ献血やってみて楽しかった。みなさんも知ってるだけじゃなくやることって楽しいからおすすめします
なんのはなしやねん。
(答えは大崎駅でした。 )