たれながしつうしん

内定0で就活を語る暴挙

7.「就活あるある」について

就活あるあるにハマってる。

 
 
仲のいい友達との話題で流行ってて、毎回大賞を決める。
 
 
第一回は「めっちゃウェイ系BtoC企業の説明会で一番前でうんうん頷いてるメガネ大丈夫か問題」
 
 
第二回は「エレベーターで押して多くの人が降りるの待ってボタン押してるやつに、はっきり敬礼してありがとうございますとか言ってるやつ普段絶対やってない問題」
 
 
そんで今回ノミネートしたいのはこちら。
「座談会でやりがいとか他社との違い聞くやつ大丈夫か問題」
 
 
仕事のやりがいって聞いてどうするんだろうか。何のために聞いているのか。
 
 
例えば実際就業した時のイメージがしやすくなるってことはあるだろう。自分もこういうやりがいを持って仕事できるな。と
 
 
でも自分もそのやりがいを感じられるのだろうか。例えばラーメン屋行ってあそこ美味しいって言う人のこと一辺倒に信じるのだろうか。僕だったらまずその人の味の好みを聞く。友達ならあいつは濃いのが好きとか分かるけど、初対面の社員の性格なんてわかりっこない。ましてラーメン屋だったら食べてみて不味かったら次は行かなきゃいいけど、就職に次はない。
 
 
「私はお客様のためになっていると〜なんちゃら」ってのはその人としていいと思う。国のために働いているという実感ありますかって政府系金融である就活生が聞いてて、それに対して社員顔合わせて苦笑するってよりは100倍いいと思う。なんだその苦笑、バカにしとんのか。
 
 
後はやりがいってそもそもなんだろうと個人的には思う。たぶん仕事の楽しさをやりがいだと言ってるんだろう。たぶん。でも自分の活動で例えば受験という辛い出来事に対する支えは楽しさでは全然なかった。人生かかってるという脅迫観念と周りに迷惑かけない様にというモラルだった。仕事だってやりがいとか楽しさとか辛さみたいな感情抜きにして家族に迷惑かけるわけにはいかないとかそういう恐れみたいなので働くと思う。だからやりがいっていうより周りが優秀な人でいてほしいっていう辛さ緩和みたいなところに仕事をやるモチベは置かれるはずだと、個人的には思う。
 
 
 
他社との違い聞く奴もよく見る。聞き方次第だとは思うけど座談会で何十回と聞いてきた。
それに対して返すのは「私は他社で働いたことがないからわからないんですけど〜」から始まる文言。話逸れるけど日本人ってこういう前置きに本音含めがちだと思う。「こちらにも記載しておりますが〜(さっき説明したぞクソ)」とか。
 
 
就活は企業を選ぶ視点だから当然学生はそういう気持ちを持つだろう。だけど、自分が質問受けるときそういう気持ちになるってことを考えられてないのって単純に怖い。
 
 
質問って自分で答えを作っといて、それとのマッチングを測る形でするもんだと思う。僕はこうおもってるけど現場は80パーくらいこの気持ちだなあみたいに。だから他社との違い聞きたいなら、あなたの会社はこういうところが強いですよね?って聞くべきだと思うし、他社にも同じ様に聞いてすり合わせて初めて違いになるはずだ。
 
 
だから質問って本当に疑問をぶつけてたら意味ないと思う。それって質問じゃなくて理解しようとする意欲不足だ。まず仮説を考えて常に仮説に情報を入れて実態をつかむのが質問だ。
 
 
 
余談だが本当はこの記事を書こうか迷ったのだ。だって明らかにこんなことに気づく俺すげー、あいつやべーに捉えられるし、これで俺が就活失敗したら恥ずかしいなあ、と。
 
 
でも不満言わなきゃやってらんないのだ。こんだけ同年代の、友達でもない大学生と接する機会ってないから、そりゃイライラしたりもする訳で。
 
 
でもそれがビジネスなんだろうなあ、と。不特定多数の他社との関係構築。まあビジネスなら金が発生する以上周囲の迷惑料も込みだけど、今の就活はいかんせん個人プレー前の集団プレー段階だから迷惑被るの解せねえなあ。
 
 
単純にイライラしすぎじゃねって思う人はその通りだ。
 
 
いま欲しいもの、ホスピタリティ。